(じょうきせんはっちゃくば)
新潟−葛塚(くずつか)間の新井郷川に蒸気船が定期的に走り始めたのは1875(明治8)年からです。1902(同35)年、新潟安進社という会社が「安進丸」2隻を就航させ、人々はこれを「葛塚蒸気」と呼んで親しみました。蒸気船は新潟の萬代橋付近を出発し、沼垂から通船川を経て阿賀野川を渡り、新井郷川(にいごうがわ)へ入り、松浜、名目所(なめところ)、濁川(にごりかわ)、兄弟堀(きょうだいぼり)に寄港し、葛塚の下他門に到着しました。行程は約26km、約2時間半を要しました。一時は天王まで航行されていましたが、鉄道や乗合バスなど陸上交通の発達により、昭和初年に姿を消しました。
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