(とうじまのつばきだにしぜんりん)
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角田山は標高200m付近から平野にかけて常緑広葉樹林域に属し、山腹から山頂にかけては落葉広葉樹林域に属すると考えられています。この椿谷は標高200mの地点に位置し、登山路の北側にある谷間の急斜面に常緑広葉樹林の自然林が成立しています。自然林の高木層は樹高20mに達する大きなケヤキが主体をなしていますが、亜高木層はヤブツバキのみです。そのため林床は暗く、周囲の落葉樹林中に見られる低木や草木はほとんど見られず、ヤブツバキ群落のなかには、ヤブツバキ、キズタ、ジャノヒゲ、ヤブコウジが生えています。このヤブツバキ群落は極相的な群落と考えられ、角田山の自然にとって貴重な存在です。また、この椿谷の谷底には不動滝と呼ばれる小さな滝があり、その下には不動堂があります。幕末1858(安政5)年、コロリ病(コレラ)が流行した際、北国文殊院金慶山正徳寺別当(ほっこくもんじゅいんきんけいざんせいとくじべっとう)がここに護摩を焚き、加持祈祷したと伝えられています。
新潟市指定文化財。
所在地/開催地 |
新潟市西蒲区稲島 |
お問い合わせ先 |
新潟市歴史文化課 025-226-2575 |
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