【ネットワーク計画の位置づけ・計画の目的】
今後10年間程度で、歩行者や自動車の通行しやすさも踏まえた上で、今後自転車が安全、安心、快適に走行できるように何らかの施策を優先的に施す区間をネットワークとして抽出するものである。
自転車と歩行者が接触しない安全で安心なみちづくりの実現を目指すとともに、中心市街地や地域拠点の活性化につながる走行空間ネットワークの形成を目的とする。
【計画内容】
<1>生活圏での自転車ネットワーク計画(既存のストックを最大限活用したルート計画)
各区それぞれについて、区づくりの方向性や利用状況等を考慮した、
自転車ネットワーク計画を踏まえ、歩行者や自転車が安全、安心に通行できるよう、
現況断面を考慮した整備パターンを設定する。

マスタープランの中で、「都心」区域を補完する「都市周辺部(中央区、東区の一部)」と各区に市民生活の要となる場所として「地域拠点」が位置づけられています。
ネットワーク設定においてはそれらの「都市周辺部」「地域拠点」を対象に検討を行う。

図 4-1 各区の地域拠点
都市周辺部(中央区、東区の一部)では、区全域を対象とする。各区の計画区域は、地域拠点の場合、アンケート調査結果の自転車による移動距離を考慮して、概ね3q圏域を基本とする。また、市街地の広がり、地形、河川等の地理的要因を考慮して設定する。

図 4-2 1回あたりの自転車利用距離(アンケート結果)
自転車利用者がよく使う道路を合理的に効率よく整備するために整備ネットワークを計画する。現在の道路網の中から自転車がよく使う道路を網羅的にネットワーク候補路線として抽出し、このネットワークを、将来的なネットワーク路線として位置づける。
ネットワーク候補路線の抽出においては、「新潟市都市計画基本方針」に定められた「都心周辺部」(中央区,東区の一部)と各区の「地域拠点」を対象地区とし、以下に該当する路線を選定する。
【ネットワーク候補路線の抽出条件】
<1>自転車利用が多い路線
<2>既存道路空間利用が可能な路線(歩道が設置されている路線、自転車専用道路、コミュニティ道路など)
<3>対象となる主要施設を結ぶ路線
<4>既存の整備計画路線
※これらの抽出条件を踏まえ、候補路線が連続するように配慮する
ネットワーク路線の整備の考え方としては、歩行者を優先に検討を行うことを基本とし、以下に示す
【基本的な考え方】
<1>自転車だけでなく、歩行者と自動車の通行にも配慮した道路空間とする
<2>歩行者の安全性を最優先に考え、自転車は車道を通行することを基本とする
<3>自転車の安全性を確保するため、路肩が十分に確保されていることに配慮する
<4>コストをかけずに、道路整備を行う
<5>極力既存の道路空間を活用することとし、現況の道路幅員の中で再配分を行う
ネットワーク路線の整備における断面イメージとして、車道空間において整備を行う場合、自転車歩行者道空間において整備を行う場合、車・自転車・歩行者を分離する整備を行う場合、車・自転車・歩行者が共存する整備を行う場合、その他の場合の考えられるパターンを示す。
【整備断面イメージ】
| 整備イメージ | 概要 | |||
![]() |
・自動車及び自転車の交通量が多い道路において原則設置 ・ポストコーンやカラーコーン、 柵やコンクリート縁石などにより歩行者や自動車と分離 ・原則両側設置 |
|||
![]() |
・自転車の交通量が多い道路において、 車道の路肩を利用して設置 ・視覚的な分離(青色カラー舗装等)を図ることで 自転車利用者やドライバーへの認識向上 ・原則両側設置 |
|||
![]() |
・十分な幅員がある自転車歩行者道で、 道路標示(普通自転車歩道通行可)及び舗装の色・材質、 誘導標識等により自転車・歩行者の通行位置を明示する方法 |
|||
![]() |
・自動車の交通量が多く、 歩行者の交通量が少ない道路において設置 ・普通自転車の歩道における自転車通行可を指定 ・路線を拡幅し、自転車走行速度に合わせたレーン選択を図る |
|||
![]() |
・道路に優先区間を設け、 自動車・自転車・歩行者の通行分離を図る。 |
|||
![]() |
・道路に時間帯通行規制を設け、 自動車・自転車・歩行者の通行分離を図る。 |
|||
![]() |
・歩行者の安全性を確保するため、 車や自転車に対し、看板等で注意を促す。 |
|||
![]() |
・歩道がない場合において、路肩のカラー舗装化を図る。 | |||
![]() |
・歩行者の安全を確保するために、一定区間において、 自動車の進入制限や走行速度に制限をつける。 |
|||
![]() |
・車道の中央線をなくし、路側帯を拡幅することにより、 歩行空間の確保を図る。 |
|||
![]() |
・歩行者交通量が極端に多く、自転車の走行が困難な場合は、 自転車を押して歩く。 (例:ふるまちモール) ※柾谷小路は押して歩く又は徐行(歩く速度) |
|||
既存道路幅員、自動車及び歩行者の安全への配慮等を踏まえ、望ましい断面構成のパターン選定フローを示す。自転車は軽車両であり、車道側を走行することを基本とした選定フローとする。












