いじめ解消・自殺予防対策連絡協議会
会議概要
日時 平成18年11月28日 10:30〜12:25
会場 市役所本館第一委員会室
・教育長 ・学校教育部長 ・新潟東警察署生活安全課長 ・新潟地方法務局人権擁護課長
・新潟市小中学校PTA連合会副会長 ・こども課長 ・こども企画課長 ・障害福祉課長
・生涯学習課長 ・教職員課長 ・保健給食課長 ・保健給食課指導主事
・教育相談センター所長 ・学校指導課長 ・学校指導課長補佐 ・生徒指導班総括指導主事
・生徒指導班指導主事 ・生徒指導班SSTチーフ ・教育課程班総括指導主事
計19名
ご案内のように,子どもたちや学校長が自殺したり,自殺の予告が連鎖反応のように行われたりと,全国の学校や教育委員会が,いじめや自殺の問題で騒然とした状況になっています。自殺の予告メモは,先週の時点で市内の中学校でも5件ありました。
各学校へは,今後もこれまで以上に,家庭や関係機関との連携の下,いじめを生まない学校づくりに,また,掌握した場合の迅速,適切な対応と完全解消のために努めるとともに,自他の生命を尊重する心の育成に努めるよう指示しております。新潟市の将来を担う大切な子どもたちのいじめの解消・自殺防止の対応は,早急に取り組まなければならない,教育上の最重要課題であると受けとめています。
子どもたちの自殺は,いじめも含め様々な社会的な要因のあることを踏まえ,社会的な取組として,防止の対策が図られなくてはならないものと強く受けとめています。新潟市の子どもたちの自殺の防止は,本日お集まりの関係機関の皆様の総合的・具体的な対策によって初めて効果のあるものになると考えております。それぞれの所属のもつ,専門的見地からこれまでの取組を見直し,今後やるべきことをしっかりやり,子どもたちのかけがえのない命を守り抜くことによって保護者や子どもたち,市民の信頼回復に努めていきたいと考えております。
現状の課題は,大きく2つあると考えます。
1つ目のすぐやらなければならない課題としては,子どものいじめの解消,子どもを自殺に至らせないことであります。
2つ目の,さらに見通しをもってやらなければならない課題として,
ア 大人の側では,子どものいじめ・自殺を防ぐ指導・相談・サポート体制をどうつくるか。
イ 子どもの側では,いじめなどのトラブルを解決する能力・勇気などの育成。
ウ ほかに,いじめ・自殺を防ぐことを学校・保護者・地域住民を主体とした市民運動として広げることです。
本日は,いじめ・自殺に関連するそれぞれの各機関・団体から集まっていただきました。これまで,お集まりの関係機関ではそれぞれの役割に基づき,施策展開を図り行動してまいりましたが,現在の状況は,それらがしっかり手を携えてこの問題に対応する必要があります。
第2回会議では,本日の協議を踏まえ,それぞれの機関がおこなっている事業取組等についてまとめ,それを基にさらに協議を深めていただく予定であります。なお,協議の進み具合に応じて,2回目以降に,学校の代表や,報道機関の代表からも参加していただき,市民運動にまで高めていくことも考えております。
資料に基づき,説明(いじめ発生件数・内訳・対応 施策の説明等)
資料に基づき,説明(相談件数・内訳・状況・連絡会の概要等)
相談体制としては,青少年育成センターがある。ほかに,各公民館が実施している家庭教育学級を開催したり,街頭育成員の配置をしている。
教職員の人事管理という面から,人権を無視した暴言・体罰,心無い言動,市長への手紙・保護者等からの苦情等に対応している。
誰もが寄っていける保健室が必要。保健室内に健康相談コーナーなどを設置して,話を聞く場を設定。平成9年に保健体育審議会で「健康相談活動をしなければならない」という答申が出て,養護教諭として健康に関する現代的課題や心の健康問題について研修を重ねている。他に,ライフスキル,心の教育に関する授業やたよりの実施がある。
資料に基づき,説明(児童虐待相談件数・状況・連携機関・内訳等)
児童相談所の開設に向けて準備している。新潟市の相談件数・対応等についての説明。比較的少なくなってきている。
資料に基づき,説明(市の自殺の特徴・自殺者数・危険因子・共通心理・基本的な対応方法等)
資料に基づき説明。
(「SOSミニレター」を配布。10通返事が来た。緊急性はない。学校への啓発は人権教室・人権講和等を実施。)
取組の概要の説明。いじめ関連は2件。緊急性はない。24時間営業している。いじめなどについてもアンテナを高くして対応していきたい。
このように多くの関係機関が,このような取組をしているということを認識しなくてはならない。地区ごとの数字とPTAの問題は比例しているようだ。街頭育成や育成協議会など学校と連携を取りながらやっていきたい。PTA連合会役割は,単位PTAを尊重している。情報提供をしていきたい。
先ほどの発言の訂正をしたい。2101件のうち,市では2/3ほどである。
いじめ・自殺は10年前に一度ピークがあった。その時は,いじめられる側・いじめる側・観衆・傍観者の4層構造があった。その後,大人としてやるべきシステムとして,校内体制・連携体制・職員配置等は充実してきた。今のいじめの4層構造が変化してきた。文部科学省のいじめの定義に当てはまらない事例や,4層構造が見えなくなってきている。具体例で説明。
事例検討会を実施しているが,子どもの状況が変わってきている。トラブルに対応できる力(例えばコミュニケーション能力や当事者としての解決能力)を育成することが大事である。また,小集団でのかかわりがうまくできない状況もある。活動をとおして,これらの力を高める必要がある。
鳥屋野中の学級活動の授業を参観した。話し合いを通して,対立した意見の折り合いを付けていく授業であった。このようにして,力をつけていきたい。
それぞれの部署で,どんなプログラムを作ることができるのか,それぞれの見直しが必要である。同じ方向のベクトルで,それぞれ何ができるのかを模索したい。
コミュニケーションの技術ではなく,心と心の触れ合いという場作りが必要なのではないか。
システムはよい。しかし「生きる力」をどう育んでいくかが問題である。コンプライアンスの話があったが,時と場合をわきまえないとだめではないか? 子どもは親から学んだことがバイブルとなる。子どもの権利と言っていくと,家庭崩壊につながるかもしれない。今後「早寝・早起き・朝ごはん」をスローガンにしようかと検討している。朝食を一緒に食べる,メニュー作りなど,親子のコミュニケーションの場作りが大事である。
具体例で説明した後,先生と保護者が方針を確認し合うことがよい。先生方は忙しい。負担を軽減していく仕組みを作ってほしい。
第2回目は,1月中旬を目途に開催予定。自殺を選択させないようにするためにはどうしたらよいかを協議したい。
今日は,情報提供が中心であった。子ども自身の解決能力が大事であり,子育てをどうするかなどの話も出された。今までのような関係機関等の横の連携とともに,その子どもの幼・小・中・高などの発達段階に応じた家庭までも含めた縦の連携も重要である。