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最終更新日:平成 24年 1月4日

―アルビ女子が準優勝
     元旦から新潟を勇気づけ―


強豪を連破し、決勝へ


 アルビレックス新潟レディースが元旦から新潟に元気と勇気を与えてくれました。サッカー全日本女子選手権で見事に初の決勝進出を果たし、東京・国立競技場の晴れ舞台に立ったのです。それもいままで勝利がなかった浦和と日テレを準々決勝、準決勝と連破しての決勝進出でした。

 私も年賀状元旦出発式を終えて、国立に駆けつけました。昨年の「なでしこジャパン」のW杯優勝の快挙の後だけに、国立は今までにない観客数で大いに盛り上がっていました。スタンドの一角にはオレンジのアルビ応援団が詰めかけ、熱気溢れる声援を送っていました。

最強軍団に苦杯


 決勝の相手は「なでしこ」に7人を送り出し、大会連覇を狙うINAC神戸が相手でした。最強の相手にアルビは果敢に挑みましたが、前半終了間際に上尾野辺めぐみ選手が接触プレーでまぶたを切るアクシデント。この後にフリーキックから失点し、ゲームプランに狂いが出てしまいました。

 結果はご承知の通り、0―3で敗れてしまい、大変残念な結果となりました。阪口夢穂選手が試合後に「勢いだけではタイトルは取れない。良い経験になった」と語っていた通り、選手たちには貴重なステップになったと思います。

スポーツの力を実感


 昨年は大変に厳しい災害の年となってしまいました。その年にW杯で優勝した「なでしこ」が日本に大いなる勇気を与えてくれたように、スポーツには地域を明るくする大きな力があります。スポーツの力を実感させてくれたアルビの決勝進出でした。

 ほかにもサッカーでは全国高校選手権の1回戦で新潟西が鹿児島城西戦で31本のシュートに耐え抜き、1対1でPK勝ちした試合も新潟の粘りを全国に示してくれました。

今年も新潟シティマラソンなど市民大会も含め、スポーツで大いに新潟を沸かしてくれることを期待しています。

文化・芸術の力にも期待


 もう一つ、地域を盛り上げてくれる要素が文化・芸術ではないでしょうか。3・11大震災の後で、近藤誠一・文化庁長官が「文化には地域を再生させ、新たに地域を切り開く力がある」と力説されていましたが、昨年の黄金週間に新潟市で開催したラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭ではその言葉を実感しました。被災地から仙台フィルが来演、大変に感動的なステージシーンをつくり出してくれたのです。「中止か、実施か」で大変に迷った末の開催でしたが、実施に踏み切ったことで全国に広がっていた自粛ムードを払拭する大きなきっかけにもなりました。

新潟で芸術祭と音楽祭


 ラ・フォル・ジュルネは今年も4月末、「ロシアの祭典」をテーマに3回目を開催することとし、実行委員会で準備を進めています。ぜひ大勢の皆さまから楽しんでいただきたいと思います。

 今年はさらに7月末から年末まで「開港都市にいがた 水と土の芸術祭」を開催します。こちらも実行委員会の手で準備が進められ、参加作家の第1陣が発表されました。多くのアーティストが作品のイメージを固めるために新潟市を訪れています。

3・11から作品づくり


 2009年の芸術祭で大人気となった「Water Front−在水一方」(通称バンブーハウス)を作成した台湾の王文志さんは今回も信濃川のやすらぎ堤で作品をつくることが決まりました。09年には台湾も大変な台風被害に遭っただけに、災害に対する王さんの想いは深く、今回は3月11日から作品づくりに取りかかるそうです。

 芸術祭ではアートプロジェクトと市民プロジェクトのほか、「自然との共生」をテーマにした連続シンポジウムを行います。実行委員会では被災地域の子どもたちを招くなど、被災地と連携する芸術祭を目指す方向で、芸術祭にも大勢の市民、多くの地域から積極的な参加をお願いします。

 今年の課題については元旦の「市報にいがた」に書かせてもらいましたが、今年は新潟がスポーツと文化で大いに盛り上がり、元気になることを支援していきますので、よろしくお願いします。
 



2012年1月4日

新潟市長  篠田 昭



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