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まちの特徴を活かし、さらなる発展へ 産業を活性化する歴史と文化
いま新潟では、育まれてきた歴史文化を産業に活かす動きが生まれ始めている。文化と産業が刺激し合うことは、地元経済に活気を与え、まちの元気の源になっていく。
みなとまち文化を今に伝える粋な風情 「新潟古町芸妓」

花柳界と経済人が守ってきた伝統が新たな花を咲かせる
 新潟情緒を感じさせる存在として、再び脚光を浴びているのが新潟古町芸妓。北前船航路のみなとまちとして栄えた新潟は、お座敷文化が花開いたまち。新潟古町は京都の祇園、東京の新橋と並ぶ日本三大花街と称され、洗練された踊りや唄、気さくな語り口でもてなす新潟古町芸妓は、人々を魅了してきた。
 その花柳界も世相の変化と共に徐々に衰退。かつては約400人いた芸妓の数も減り続けてきた。しかし、地元経済人らの熱意によって昭和62(1987)年、全国で始めて芸妓養成と派遣を手がける会社、柳都振興株式会社が誕生。20年以上に渡り若い芸妓を育て、芸と心を受け継いでいる。
 そんな芸妓は、近年観光キャンペーンやイベントに登場する機会が増加。茶席と芸妓の踊りを楽しむイベント「新潟花街茶屋」は開催されるたび満員となる人気ぶりだ。また、芸妓をモチーフにした「新潟柳都古町芸妓グッズ」も誕生。芸妓のポストカードや一筆箋などが、目新しい新潟土産として人気になるなど、芸妓の存在が新たな市場の掘り起こしを呼び込んでいる。
 同社の副支配人、棚橋幸さんは「表へ出て多くの方に芸妓を知ってもらうことで、新潟のお役に立てればうれしいですし、今後の花柳界の活性にもつながると期待しています」と話す。

新潟古町芸妓
   
新潟のお土産として人気が高い新潟柳都古町芸妓グッズ。絵はがきや一筆箋、あぶらとり紙、芸妓を紹介する小冊子などがある。
新潟のお土産として人気が高い新潟柳都古町芸妓グッズ。絵はがきや一筆箋、あぶらとり紙、芸妓を紹介する小冊子などがある。
新潟花街茶屋」は、明治期の新潟の大商家・齋藤邸を移築した燕喜館(1ページ参照)で開催。気軽に芸妓の舞を楽しむことができる。10月からは、会場を朱鷺メッセに移し開催する。
「新潟花街茶屋」は、明治期の新潟の大商家・齋藤邸を移築した燕喜館(1ページ参照)で開催。気軽に芸妓の舞を楽しむことができる。10月からは、会場を朱鷺メッセに移し開催する。


まちを活気づけるマンガ王国・新潟の発信力 「マンガ」

自治体と民間が協力し拓いていくマンガの可能性
 新潟は「マンガ王国」と呼ばれる。その理由は、漫画家を数多く輩出していること。高い人気を誇っているプロの漫画家にも、実は新潟出身者が多い。アマチュアの裾野も広く、年5回以上開催されるマンガ同人誌即売会「ガタケット」は、来場者が毎回1万人を超える規模を誇る。
 また、新潟市中心部にはドカベンキャラクターの銅像が建つ「マンガストリート」があり、日本海側初のマンガ・アニメの専門学校も同じ場所にある。
 こうした背景のもと、にいがたマンガ大賞実行委員会により平成10年からプロアマ問わず、広く作品を募集する「にいがたマンガ大賞」がスタート。幼児・小学生から一般まで幅広い層を対象にしていることや、審査員に有名マンガ雑誌の編集者が名を連ねている点が高く評価されている。また、市は市内観光地を巡る観光循環バスや案内板にも人気キャラクターを活用、観光客へのアピールにも力を入れている。
 今後の課題は市、地域、クリエーター、出版社など、マンガでつながった関係をどう発展させるか。新潟市ではマンガ・アニメを活用してまちづくりを進めていく予定だ。
 新潟古町芸妓、そしてマンガ。文化が深く根付いた先に見えてきた産業の可能性に向かい、新潟は動き始めている。

新潟市中心部に位置する古町通5番町には、「マンガストリート」と呼ばれる場所があり、新潟市出身である水島新司さんの作品「ドカベン」の人気キャラクターの銅像が並ぶ。 「ガタケット」には全国から多くのマンガファンが訪れ、毎回盛り上がりをみせてる。 新潟市出身の高橋留美子さんの作品「犬夜叉」の観光循環バス。
〈写真中〉「ガタケット」には全国から多くのマンガファンが訪れ、毎回盛り上がりをみせてる。
〈写真右〉新潟市出身の高橋留美子さんの作品「犬夜叉」の観光循環バス。

©高橋留美子/小学館


新潟市中心部に位置する古町通5番町には、「マンガストリート」と呼ばれる場所があり、新潟市出身である水島新司さんの作品「ドカベン」の人気キャラクターの銅像が並ぶ。    

 

Our city is now seeing the beginnings of a movement that uses our deeply-rooted traditions to drive certain types of business. The geigi culture, for example, is very active, with new businesses involved in training and managing geigi-style performers who carry on the traditions of the geigi from the city's Furumachi area. The visitor will also find a warm welcome at numerous geigi teahouses, and can select from a variety of geigi-themed souvenirs.
Niigata is also an important manga center. Indeed, the city is sometimes called "manga heaven" because of the many professional and amateur artists who make their home here. The city is actively investigating additional ways to use manga to support our economic and cultural life.