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北前船の時代館 「新潟市文化財旧小澤家住宅」

最終更新日:平成23年7月13日

旧小澤家住宅 (撮影:中村 脩)

開館の御案内

 新潟市文化財旧小澤家住宅(中央区上大川前通12番町2733番地)が開館しました。
 旧小澤家住宅は、新潟の町家の特徴と、明治時代に成長した商家の屋敷構えを今に伝えるものとして、市文化財に指定されています。これを、北前船の寄港地として栄えたみなとまち新潟の歴史や生活文化に触れることのできる展示・体験・交流の場、「下町(しもまち)」の情報案内やまち歩きの拠点となる施設として積極的に活用するため、平成20年度から整備工事を進めてきました。
 開館後は、みなとまち新潟の歴史などに関する資料の紹介や各種の催しを行います(指定管理者:財団法人新潟市芸術文化振興財団)。
 みなとまち新潟を支えた商家のたたずまいを、ぜひ御覧ください。

旧小澤家住宅 開館式
開館式


旧小澤家住宅 一般公開開始
一般公開開始


場所

 新潟市中央区上大川前通12番町2733番地   位置(新潟市ガイドマップ)

旧小澤家住宅位置図

  • 専用駐車場はありません。できるだけ公共交通機関を御利用ください。
  • 自家用車の方は、近隣の民間(有料)駐車場を御利用ください。
  • なお、新潟市歴史博物館(みなとぴあ)駐車場は、無料で御利用いただけます(徒歩10分)。

交通案内

  • バス
    • 新潟駅万代口2番線から、
      系統番号16・八千代橋・附船町経由入船営業所行き
      「東堀通12番町」バス停下車、徒歩3分
    • 新潟駅万代口13番線から、
      系統番号1・昭和大橋・湊町経由入船営業所行き
      「上大川前通10番町」バス停下車、徒歩5分
    • 新潟市観光循環バス「広小路」バス停下車、徒歩10分
  • 新潟駅万代口からタクシーで15分

施設案内

  • 開館時間
    • 午前9時30分〜午後5時
  • 休館日
    • 毎週月曜日(休日を除く)
    • 休日の翌日
    • 年末年始(12月28日から翌年1月3日まで)
  • 観覧料
    • 一般 200円(160円)
    • 小・中学生 100円(80円) ※小・中学生は土曜日・日曜日・祝日無料。
    • カッコ内は団体(20人以上)

問い合わせ

  • 新潟市文化財旧小澤家住宅
    • 〒951-8068  新潟市中央区上大川前通12番町2733番地
    • 電話:025-222-0300
    • ファックス:025-222-0301
    • 電子メールアドレス:ozawake@nchm.jp
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旧小澤家住宅の概要

 旧小澤家住宅は、江戸時代後期から新潟町で活躍していた商家・小澤家の店舗兼住宅です。平成14年に小澤家から新潟市へ土地・建物が寄贈されました。
 小澤家は、江戸時代後期には「小澤屋七助」と名乗り米穀商を営んでいました。明治時代の初めに当主は「七三郎」と改名し、回船経営に乗り出します。以後、運送・倉庫業、回米問屋、地主経営、石油商と様々な事業に進出し、新潟を代表する商家の一つとなりました。また、歴代当主は新潟の政財界の要職で活躍しました。
 旧小澤家住宅は、かつての新潟町における町家の典型例であり、かつ、明治時代に成長した豪商の屋敷構えを構成する一連の施設がほぼそのまま残されています。
 そのため、新潟市教育委員会は平成18年8月24日、旧小澤家住宅の建造物7棟(主屋、新座敷、離れ座敷、道具蔵、家財蔵、蔵前及び渡り廊下、門及び東塀)と敷地を市文化財に指定しました。
引札に描かれた外観(加賀市北前船の里資料館所蔵)
明治26(1896)年の年賀用引札に描かれた外観
(引札は加賀市北前船の里資料館所蔵)

建物について

 上大川前通に面する敷地(約1600平方メートル)の中に、主屋や土蔵などの建物があります(延床面積約860平方メートル)。
 敷地の南側には、思案小路に沿うように主屋・道具蔵が並びます。道具蔵は、開口部に残る焦げ跡や鬼瓦のヘラ書きなどから、明治13年(1880)8月の大火以前の建設、主屋はその直後に再建されたものと推測されます。旧新潟町に現存する町家では最も古いものの一つです。
 主屋は、平入の店に妻入の棟が接続する形態となっており、せがい造り・窓付き雨戸・張り出し二階といった新潟の典型的な町家の形態を保っています。
 さらに、小澤家は明治時代の中ごろから終わりにかけて敷地を北側に拡大して、明治42年(1909)に竣工した家財蔵をはじめ、新座敷・離れ座敷などの増築や庭園造りを行いました。新座敷は、白山公園内に移築再建された燕喜館(旧齋藤家住宅、明治41年竣工。齋藤喜十郎家は小澤家と姻戚関係にあった)との類似性が認められ、随所に技巧をこらした造りとなっています。
 また、上大川前通に沿って続く板塀(東塀)と、そこからのぞく見越しのマツは、みなとまちの風情をとどめる景観を形成しています。茂作小路で幼少期を過ごした画家・三芳悌吉の『砂丘物語』にもよく登場する風景です。
 これらの建物と庭園が一体となって、明治時代の豪商の屋敷構えを構成しています。

庭園について

 明治末期に、家財蔵・新座敷などの増築とあわせて築造されたと考えられる和風庭園です(作庭者は不詳)。
 石組みなどに伝統的な庭園手法が見られる一方で、芝を張って庭園を社交の場や生活の場として使おうとする当時としてはモダンな庭園形式の流行がうかがえます。植栽は、クロマツを中心にサツキ類を配しています。
 また、紀州石・御影石・佐渡赤玉石など、船によってもたらされた石材が数多くあります。京都の陶工・清水六兵衛作の陶製の灯籠も据えられています。
 各地から庭園材料を集めたこの庭園は、明治時代の豪商の暮らしぶりを今に伝えます。

旧小澤家住宅庭園 (撮影:中村 脩)

関連リンク
お問い合わせ先

文化観光・スポーツ部 歴史文化課 企画・文化財係
〒951-8550 新潟市中央区学校町通1-602-1 (白山浦庁舎1号棟1階)
電話:025-226-2575/ファックス:025-230-0412/電子メールアドレス:rekishi@city.niigata.lg.jp