| 名 称・構造形式 | 建物の大きさ | 指定年月日 |
| 種月寺本堂 1棟 (新潟県新潟市西蒲区石瀬) 桁行24.0メートル,梁間18.8メートル,一重,寄棟造,茅葺(鉄板仮葺) 背面開山堂附属 桁行 9.4メートル,梁間 5.5メートル,一重,切妻造,鉄板葺,東端本堂に接続 附 棟札2枚 |
平 面 積 432.032u 軒 面 積 540.280u 屋根面積 892.389u |
平成元年9月2日 |
西蒲区石瀬の種月寺は,南英謙宗が文安3(1446)年に創建した寺院で,かつては越後における曹洞宗の四大道場(耕雲寺・雲洞庵・慈光寺・種月寺)の一つに数えられました。
現在の本堂は,出雲崎の大工・小黒甚七が棟梁となって,元禄12年(1699)に建立された大規模なものです。屋根は寄棟造りとなっています。
内部は,前面(東側)に露地と大縁をとり,その奥を前後2列,各列4室の8室(前列は南から優婆塞・大間・優婆夷・茶の間,後列は南から位牌堂・内陣・室中2室)で構成しています。内陣と位牌堂は板敷きで,その他の室は畳敷きです。柱は,特別な柱を除いて面取角柱となっています。また,内陣の背面(西側)には開山堂が増築されています。
新潟県内を代表する曹洞宗の本堂建築として評価され,平成元年に国の重要文化財に指定されています。
![]() 外観 海老虹梁 |
内陣 |
| 年号 | 西暦 | 事項 |
| 文安3 | 1446 | 南英謙宗(村上耕雲寺三世),越後守護・上杉房朝の命により,種月寺創立に着手 8月,仮庵・鼓缶軒建立 |
| 文安5 | 1448 | 6月,本堂竣工 |
| 宝徳2 | 1450 | 7月,庫院並茶堂竣工 |
| 宝徳3 | 1451 | 7月,僧堂竣工 |
| 享徳元 | 1452 | 春,東司(便所)竣工 |
| 享徳2 | 1453 | 春,「耕雲種月開基年譜私録」(「鼓缶軒記」含む) 5月,浴司(湯殿)竣工,全坊がほぼ完成 |
| 享徳4 | 1455 | 夏,「続鼓缶軒記」 |
| 長禄3 | 1459 | 5月19日,南英謙宗,種月寺にて死去 |
| 文明17 | 1485 | 小国重頼,「首楞厳義疏註経」を種月寺に寄進 |
| 天文19 | 1550 | 七世楽崇文韶,香衣の勅許を受ける 越後四箇道場(耕雲寺・雲洞庵・慈光寺・種月寺)の一つとして,大勢の雲水が修行に励む |
| 貞享元 | 1684 | 6月18日,「種月寺絵図」(寺領の見取り図) 近世では四反歩(約40a)の境内,三町歩(約3ha)余りの田畑,裏山一帯の山林を寺領として免許されていた |
| 元禄11 | 1698 | 本堂起工 |
| 元禄12 | 1699 | 現在の本堂建立(棟梁・出雲崎大工小黒甚七) |
| 文化10 | 1813 | 本堂の背面に開山堂を増設 |
| 安政4 | 1857 | 山門,廻廊門建立 |
| 明治10 | 1877 | 山門再建 |
| 昭和20 | 1945 | これ以前に開山堂の屋根を鉄板葺に変更する |
| 昭和25 | 1950 | この頃,僧堂を取り壊す |
| 昭和34 | 1959 | 本堂屋根茅葺の上に鉄板を仮葺きする |
| 昭和60 | 1985 | 本堂床下補強 |
| 昭和61 | 1986 | 3月28日,新潟県文化財指定 |
| 昭和62 | 1987 | 回廊,回廊門,山門を補修する |
| 平成元 | 1989 | 9月2日,重要文化財指定 |
| 平成19 | 2007 | 保存修理工事(屋根の葺き替え,部分修理など)開始 |
| 平成20 | 2008 | 保存修理工事完了 |
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