新潟市ホーム>歴史文化課>新潟市の文化財>国指定天然記念物 鳥屋野逆ダケの藪
※このページ内にリンクされたpdfファイルの閲覧にはAdobe System(アドビ システム)社のAdobe Acrobat Reader(アドビ アクロバット リーダー)が必要です
○公開開始・記念講演会(終了しました)についてのポスターはこちら(pdf 約618KB)
○鳥屋野逆ダケの藪パンフレットはこちら(pdf 約1.2MB)
「鳥屋野逆ダケの藪(とやのさかさだけのやぶ)」は、新潟市中央区鳥屋野1564番地2ほかに広がる竹やぶです。ここには竹の一種であるハチク(淡竹)のうち、枝が枝垂れ状となり、下方に屈曲する畸態(奇態=きたい)が多く見られ、こうした貴重な畸態植物を生ずる竹やぶとして国の文化財に指定されました(指定年月日は大正11(1922)年10月12日)。
この逆ダケについては、建永2(1207)年に越後に配流された浄土真宗(じょうどしんしゅう)の開祖親鸞(しんらん)が、一時鳥屋野に滞在・布教した折、持っていた竹の杖を地面に挿したところ、根付いて枝葉が逆さに生えたという伝説があり、古くから「越後の七不思議」、「親鸞の七不思議」の一つとして知られてきました。
鳥屋野逆ダケの藪を保護・整備し、貴重な文化財として活用していくため、市では平成16(2004)年度に「保存管理計画」を策定し、平成18(2006)年度に指定地の大部分を公有地化して整備を進め、平成21(2009)年度から新たに公開を開始しました。
下記のとおり、現地を公開しておりますのでぜひおいでください。
1 公開期間 1月4日から12月27日まで
2 公開時間 4月1日から9月30日までの間は午前9時から午後6時まで / 10月1日から3月31日までの間は午前9時から午後4時まで
3 その他
(1)見学は無料です。
(2)現地には駐車場がないので、公共交通機関をご利用ください。
(3)鳥屋野逆ダケの藪を保護するため、下記のことにご注意ください。
○竹その他の植物を採取しないこと。
○喫煙・火気の使用をしないこと。また、危険物を持ち込まないこと。
○自動車・自転車・バイク等を乗り入れないこと。
○動物(身体障害者補助犬を除く。)を持ち込ないこと(犬を連れての散歩もご遠慮ください)。
○鳥や獣を捕獲しないこと。
○ごみを捨てないこと。
○その他管理上支障がある行為を行わないこと。
■鳥屋野逆ダケの藪周辺地図はパンフレットをごらんください。
■(参考)バス路線
女池線 新潟駅前発〜女池愛宕行バス または 新潟駅南口発〜女池愛宕行バス
「女池愛宕」下車 徒歩約5分
鳥屋野線 新潟駅前発〜鳥屋野〜曽野木ニュータウン/曽川・嘉木/酒屋車庫/小須戸神社前行バス
「鳥屋野」下車 徒歩約10分
バス路線について、詳しくは新潟交通にお問い合わせください(バスセンター案内所 025-246-6333(年中無休 7:00〜19:30)
新潟交通の関連ホームページはこちら(外部リンク)
その他詳しい道順などは新潟市役所コールセンター(電話025-243-4894 年中無休 受付時間午前8時〜午後9時)にお問い合わせください。
○枝が根元から曲がり、しだれた形になっているのが「逆ダケ」です。
○枝が曲がる理由はまだ明らかにされていません。
○枝の先端部が根元より下がっている枝が1本でもあれば「逆ダケ」としています(例:下図のA)。
○平成20(2008)年3月に行った調査で、「逆ダケ」としたものには水色のビニールテープを巻いてあります(調査当時約780本を確認)。
○その後に生えてきた竹の中にも「逆ダケ」があるかもしれません。どうぞ探してみてください。
○枝の曲がり方には大きく分けて3種類あります(下図)。このうち、Bの鋭角型が本来の「逆ダケ」といえます。
○1個体のすべての枝が曲がっているものはむしろ珍しく、一部の枝が曲がっているというのが普通です。
○高いところの枝が曲がっている場合もあるので、上のほうも注意して観察してみてください。
○逆ダケのいろいろ
A 湾曲型:枝が先のほうで水平より下に垂れ下がるもの
B 鋭角型:枝が最初の節(枝の根元)で曲がり、枝全体が鋭角に垂れ下がるもの
C キクキク型:枝の根元から鋭角に曲がるか、節と節の間で曲がらず枝の節のところで曲がるのが目立つもの
平成16年度に策定した保存管理計画では、天然記念物「鳥屋野逆ダケの藪」の生育環境を整備し、地域の財産として有効に活用するために、次の事項を基本方針としています。
1) 「鳥屋野逆ダケの藪」の保護を第一とする。
2) 環境衛生と景観を良好にし、周辺住民、周辺環境との調和を図る。
3) 逆ダケの藪の調査・観察を継続し、植物学的な特性を解明する。
4) 隣接する御多屋等の文化遺産と合わせ、積極的な活用を図る。
5) 保存管理のための、関係者による協力体制を作る。
また、保存管理のための措置については、こちら(保存管理計画報告書抄録 HTML版)をごらんください。
全編をごらんになりたい方はこちらからダウンロードしてください(pdfファイル 6.2MB ファイルサイズが大きいのでご注意ください)。

上記保存管理計画でも触れられているとおり、逆ダケの藪の植物学的な特性を解明するため、調査・観察を継続して実施しています。
| 年 | 月日 | 内容 | 方法 | 備考 | |
| 調査区設置以前 | |||||
| 1993 | H5 | 6月24日 | 全群落内の逆ダケ分布頻度調査 | ||
| 1993 | H5 | 12月16日 | 逆ダケの分布調査 | ||
| 1998 | H10 | 全群落内の逆ダケ分布頻度調査 | |||
| 2003 | H15 | 11月9日 | 全群落内の逆ダケ分布頻度調査 | ||
| 調査区設置以後 | |||||
| 2004 | H16 | 7月29日 | 調査(a・b・c・dの調査区設置) | (1)全ての稈に針金付ナンバーテープをつける (2)稈の生死・稈齢の推定 (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=黄色、普通竹=ピンク色 |
| 2004 | H16 | 8月9日 | 全群落内の逆ダケ分布頻度調査 | ||
| 2004 | H16 | 10月19日 | 間伐 | b・d区の普通竹を半分伐採 | ラベルの数字が偶数のものを伐採 |
| 2005 | H17 | 7月4日 | 当年生稈のマーキング | 白色のビニールテープを巻く | |
| 2005 | H17 | 7月25日 | 当年生稈のマーキング | 赤色のビニールテープを巻く | |
| 2005 | H17 | 10月13日 | 調査 | (1)2004年度以前の発生稈の生死確認 (2)2005年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=赤色、普通竹=白色 |
| 2006 | H18 | 5月2日 | 間伐 | b・d区の普通竹を半分伐採 | ラベルの数字が奇数のものを伐採 ただし発生後1年未満の稈(白・赤のビニールテープ付)は除外 |
| 2006 | H18 | 6月28日 | 当年生稈のマーキング | 黄色のビニールテープを巻く | |
| 2006 | H18 | 7月19日 | 当年生稈のマーキング | 青色のビニールテープを巻く | |
| 2006 | H18 | 12月16日 | 調査 | (1)2005年度以前の発生稈の生死確認 (2)2006年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=青色、普通竹=緑色 |
| 2007 | H19 | 6月28日 | 当年生稈のマーキング | ピンク色のビニールテープを巻く | |
| 2007 | H19 | 7月19日 | 当年生稈のマーキング | 空色のビニールテープを巻く | |
| 2007 | H19 | 12月19日 | 逆ダケへのマーキング | 27日本調査の事前調査として、 ○当年生稈のうち逆ダケと思われるものにマーキング(判定は歴史文化課職員) ○枯死竹のチェック |
逆ダケにはビニールテープに黄色のナンバーテープをホチキス止め(調査区1のcに微妙な判定だが3本のみ存在) |
| 2007 | H19 | 12月27日 | 調査 | (1)2006年度以前の発生稈の生死確認 (2)2007年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=ピンク色、普通竹=黄色 (2004年度との違いは番号にA1、A2・・・となっていること) |
| 間伐 | あわせて間伐を行った(b・d区の竹(逆ダケの個体も含む)を伐採) また、全4調査区及びその周辺で、枯死した個体を除去した(番号付のものはリストから除いた) |
ラベルの数字が奇数のものを伐採 ただし発生後1年未満の稈(ピンク・空色のビニールテープ付)は除外 |
|||
| 2008 | H20 | 3月〜 | 個体数把握 | 枯れダケの撤去が完了したことを受け、全域の個体数把握を委託事業として実施 | 逆ダケには空色のビニールテープを巻く(779個体を確認) |
| 2008 | H20 | 6月18日 | 当年生稈のマーキング | オレンジ色のビニールテープを巻く | 当年生稈の概数:調査区2-a=19、2-b=20、調査区1-c=10、1-d=5 |
| 2008 | H20 | 8月7日 | 当年生稈のマーキング | 緑色のビニールテープを巻く | |
| 2008 | H20 | 12月16日 | 逆ダケへのマーキング | 本調査(実施日未定)の事前調査として、 ○当年生稈のうち逆ダケと思われるものにマーキング(判定は歴史文化課職員) ○枯死竹のチェック |
逆ダケにはビニールテープにピンク色のナンバーテープをホチキス止め (ただし当年生稈に逆ダケ個体発見できず) |
| 2008 | H20 | 12月23日 | 調査 | (1)2007年度以前の発生稈の生死確認 (2)2008年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=緑色、普通竹=青色 (緑色・青色とも201〜) |
| 2009 | H21 | 5月22日 | 伐採 | 維持管理のため枯れダケの伐採 H20.3月に把握した個体数から約168個体滅失となる | |
| 2009 | H21 | 6月16日 | 当年生稈のマーキング | 緑色のビニールテープを巻く(一端に結び目をつけ、2008年8月7日のものと区別) | 当年生稈の概数:調査区2-a=19、2-b=20、調査区1-c=14、1-d=11 |
| 2009 | H21 | 3月15日 | 当年生稈のマーキング | オレンジ色のビニールテープを巻く(一端に結び目をつけ、2008年6月18日のものと区別) | 該当個体は発見されなかった。 |
| 2009 | H21 | 3月15日 | 逆ダケへのマーキング | 本調査の事前調査として、 ○当年生稈のうち逆ダケと思われるものにマーキング(判定は歴史文化課職員) ○枯死竹のチェック を行う予定だったが、積雪被害が著しく、作業できなかった。 |
|
| 2010 | H22 | 3月21日 | 調査 | (1)2008年度以前の発生稈の生死確認 (2)2009年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) (1)〜(5)のうち、(1)・(2)のみ実施、当年生桿に対する(3)〜(5)の作業は、次回作業に行うこととした。 また、2008年度以前の発生稈全てについて積雪被害を把握(被害なし=◎・曲がりのみ=○・折れ=△・枯れ=×)し、次回調査時に滅失個体を確認して除却等の措置をとることとした。 |
ナンバーテープの使用色等未定 |
| 2010 | H22 | 6月9日 | 当年生稈のマーキング | 空色のビニールテープを巻く(一端に結び目をつけ、2007年7月19日のものと区別) | 当年生稈の概数:調査区2-a=6、2-b=22、調査区1-c=16、1-d=1 |
| 2011 | H23 | 3月31日 | 伐採 | 維持管理のため枯れダケの伐採 逆ダケは169個体滅失となる。 | |
| 2011 | H23 | 5月6日 | 当年生稈のマーキング | ピンク色のビニールテープを巻く(一端に結び目をつけ、2007年6月28日のものと区別) | H22年度分の調査だが、遅れてH23年度の実施となる。 |
| 2011 | H23 | 5月6日 | 逆ダケへのマーキング | 本調査の事前調査として、 ○当年生稈のうち逆ダケと思われるものにマーキング(判定は歴史文化課職員) ○枯死竹のチェック |
|
| 2011 | H23 | 5月6日 | 調査 | (1)2009年度以前の発生稈の生死確認(2010年度の積雪によって被害を受けた個体は、状況に応じて除却などの措置を行う) (2)2010年度発生稈に針金付ナンバーテープをつける (3)稈の地際直径の測定 (4)稈長の測定 (5)稈の位置の測定(位置図作成) |
ナンバーテープは逆ダケ=黄色(C61〜)、普通竹=空色(C1〜) (いずれも110506と日付を不滅インクでスタンプ押印し、他の年度と区別する) |
平成16(2004)年度調査については保存管理計画報告書をごらんください
平成17(2005)年度以降の調査については各年度の『新潟市文化財調査概要』に掲載しております。また、以下のリンクから当該部分のpdfファイルをごらんになれます。一部ファイルサイズが大きいためダウンロードにはご注意ください。
平成17(2005)年度分はこちら(1.4MB) 平成18(2006)年度分はこちら(437KB) 平成19(2007)年度分はこちら(462KB)
検討会は、次に掲げる事項について調査審議しました。
(1)天然記念物鳥屋野逆ダケの藪の保存、整備及び活用に関する事項
(2)天然記念物鳥屋野逆ダケの藪の管理に関し必要な事項
会議は公開で行いました(土地所有者等の個人情報にかかわる内容、事業費についての審議は非公開とすることとしていましたが、実績なし)。
| 役職 | 専門 | 氏 名(敬称略) | 所属等 |
| 委員 | 文化財(民俗) | 近藤 忠造 | 新潟市文化財保護審議会会長(新潟県民俗学会常任理事) |
| 植物 | 石澤 進 | 新潟市文化財保護審議会副会長(元新潟大学理学部教授) | |
| 地元 | 川崎 健輔 | 鳥屋野校区コミュニティ協議会 | |
| 歴史 | 田子 了祐 | 宗教史研究家 | |
| 地元 | 田村 忠義 | 鳥屋野校区コミュニティ協議会 | |
| 造園 | 飛田 範夫 | 新潟市文化財保護審議会委員(長岡造形大学教授) | |
| 植物 | 蒔田 明史 | 秋田県立大学生物資源科学部教授 | |
| 竹保存・活用 | 渡邊 政俊 | 竹文化振興協会専門員 | |
| 指導 | 天然記念物 | 本間 暁 | 文化庁文化財部記念物課調査官 |
| 文化財 | 目黒 卓行 | 新潟県教育庁文化行政課主任調査員 | |
| 防犯 | 増田 進 | 新潟東警察署女池交番所長 | |
| 防犯 | 高橋 俊充 | 新潟東警察署生活安全課主任 | |
| 地元・活用 | 池田 浩 | 上山中学校教頭 | |
| 地元・活用 | 西脇 進也 | 鳥屋野小学校教頭 | |
| 地元・活用 | 奥田 大造 | 上山小学校教頭 | |
| 防災 | 消防局職員 | 消防局予防課予防調査係長(主幹 消防司令) | |
| 幹事 | 中央区役所政策企画課長、中央区役所建設課長、中央区役所南出張所長、建築部公共建築第1課職員、土木部東部地域土木事務所維持管理課職員 | ||
| 事務局 | 文化スポーツ部長、歴史文化課長、歴史文化課職員 | ||
| 平成18年度 | ||||
| 第1回 第2回 | ||||
| 平成19年度 | ||||
| 第3回 第4回 | ||||
| 平成20年度 | ||||
| 第5回 第6回 |
| 新潟市の史跡・遺跡と埋蔵文化財 | 歴史文化課トップへ戻る |
【問い合わせ先】 〒951-8550 新潟市中央区学校町通1-602-1
(中央区白山浦1-425-9 白山浦庁舎1号棟1階)
新潟市文化観光・スポーツ部歴史文化課企画・文化財係
電話:025-226-2575/ファックス:025-230-0412
E-Mail:rekishi@city.niigata.lg.jp