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| 6月から始まった「鯛車制作教室」(巻地区公民館) |
かつての巻地区は、お盆のころになると「鯛車(たいぐるま)」の光で赤く染まったといわれています。
鯛車は竹と和紙で原型を作り、ろうでうろこを描いて赤い色を付けたもの。夕暮れ時になると何十台もの鯛車にろうそくをともし、子どもたちが家の周りや墓参りに引いて歩く情景は、やがて収穫の秋に入ろうとする晩夏の風物詩でした。
しかし、昭和の中ごろまで盛んに行われてきたこの風習は、時代の変遷とともにいつしか巻地区から消えていきました。
ものの豊かさから、心の豊かさが求められるようになった今の世の中。鯛車の復活を通じて、心豊かな暮らしとまちに活気を取り戻そうと市民の有志が集い、3年前から「鯛車復活プロジェクト」が行われています。
プロジェクトでは、小学校や公民館における鯛車の制作教室やお盆のころの鯛車展を通じて、制作技術の伝承や地域の宝物としての周知を図っています。
「歴史ある鯛車を、巻地区にぜひ復活させたい」と、プロジェクトリーダーの野口基幸さんは話しています。
今年も8月5日から鯛車展が開催される予定で、お盆までの間、鯛車の赤い光でまちが染まります。 |