わらアートフェスティバル2020は中止となりました。楽しみに待ってくださった皆様、来年の作品をお楽しみに。

特集座談会

「わらアート」と「食」と「西蒲区」を楽しむ座談会

新潟市西蒲区で毎年夏〜秋に開催されている『わらアートまつり』を知っていますか? Instagramにも映える、その巨大でユニークなビジュアルで海外からも問い合わせが多い、このローカルなフェスティバル。

その本当の魅力を体験するためには、開催地である「西蒲区」を知っておくと、より楽しみ方が深まります。山、海、水田といった自然だけでなく、重要文化財や伝統的な建築物、いくつもある温泉宿など、さまざまな見どころがある新潟市西蒲区。

そんな「わらアート」と「西蒲区」の楽しみ方のヒントを見つけるために、4人の若者に集まってもらいました。西蒲区にある岩室温泉随一の老舗旅館・泊まれる料亭こと髙島屋で、地産の料理とお酒をいただきながら、楽しい座談会のはじまりです!

取材・文:福アニー 写真:玉村敬太 編集:佐々木鋼平(CINRA. inc,)

  • ベン・デイビスさん

    オーストラリア出身。東京在住の編集者。日本と旅とアートが好き。サステナビリティーや町興しの視点から、地方のリサーチプロジェクトにも携わっている。

  • 末吉祐太さん

    武蔵野美術大学デザイン情報学科在籍。2018年の『わらアートまつり』にサル班で初めて参加。2019年も参加予定。

  • 渡辺香織さん

    新潟市西蒲区で生まれ育ち、岩室温泉街のホテルで仲居を経験。米農家の夫と結婚し、現在は家業の米づくりに従事している。

  • 渡邉拓哉さん

    新潟市西蒲区役所 産業観光課 観光交流・商工室 主事。2015年より『わらアートまつり』を担当。新潟産のお酒が大好物。

温泉から海、田園風景まで。多彩な面を見せる「西蒲区」

渡邉拓哉さん(以下、渡邉):今日は雪のなか、西蒲区までお越しいただきありがとうございます。ベンさんは西蒲区が初めてとお聞きしましたが、印象はいかがですか?

まずは乾杯!

ベン・デイビスさん(以下、ベン):西蒲区への新幹線の最寄り駅、燕三条には来たことがあったのですが、そのときは真夏だったので、あたり一面が水田と山の緑で埋め尽くされていて、とても美しく印象的でした。

今日も燕三条から来たのですが、冬は一面の田んぼがすべて刈り取られていて、まったく別の風景が楽しめました。

西蒲区の夏の水田風景

冬の西蒲区

ベン:午前中は西蒲区の名所をいろいろ廻ったのですが、山の麓にこんなにもたくさんの温泉宿が集まっているのも面白いし、この旅館のように、雰囲気のある伝統建築も多い。

車で山を越えたらすぐ目の前に大きな日本海が広がってビーチもある。こんなにも近くに海があるなんて驚きました。

岩室温泉 高志の宿 髙島屋

浦浜海水浴場(西蒲区)

渡辺香織さん(以下、香織):西蒲区に来ると、広い田園風景がどうしても目に入るので、山のすぐ向こうに広大な海の景色があるなんて驚きますよね。

ベン・デイビスさん(左奥)、渡辺香織さん(左手前)、末吉祐太さん(右奥)、渡邉拓哉さん(右手前)

渡邉:末吉さんは、去年の夏「わらアート」の制作で西蒲区に滞在しましたが、二度目の今回はどうですか?

末吉祐太さん(以下、末吉):一度目は夏だったので、やはり冬の景色が全然違っていて驚きました。今日も『わらアートまつり』の会場、上堰潟公園を見てきたのですが、大変だった制作時のことを思い出してすごく懐かしかったです(笑)。

2018年の『わらアートまつり』の様子

2018年の『わらアートまつり』の様子

末吉:ぼくは日本でも温暖な宮崎県の出身なので、今日はじめて冬の日本海を見ました。雪を見たのも人生で4回目なんです。

同じ日本の地方でも風景や空気感が全然違っていて、西蒲区は景色が開けているというか、地平線まで見えそうな感じがすごくいいなと思います。

『わらアートまつり』は、どうやってはじまったのか?

ベン:ぼくはアートが大好きなので、今日を楽しみにしていました。そもそも『わらアートまつり』ってどういうものですか?

渡邉:西蒲区は日本でもお米の収穫量がかなり多い地域なのですが、その「稲わら」を使って、武蔵野美術大学の学生と西蒲区の方々で巨大なアート作品をつくるんです。去年は5体の作品をつくっていて、大きい作品だと高さ5メートルに達するものもあります。

2018年の『わらアートまつり』の作品

渡邉:それを会場である上堰潟公園に展示して、8月下旬に『わらアートまつり』を開催しています。『わらアートまつり』では作品展示はもちろん、西蒲区の農産物の販売や、わら細工づくり体験なども行っているんです。祭り自体は1日だけの開催なのですが、その後は約2か月間「わらアート」作品をそのまま展示しています。

2017年の『わらアートまつり』の作品

ベン:「わらアート」づくりをはじめたきっかけは何だったんですか?

渡邉:この旅館(髙島屋)のある岩室温泉では、もともといくつかの温泉宿を会場にして、『アートサイト岩室温泉』というイベントを西蒲区と武蔵野美術大学の協働でやっていたんです。

それでなにか新しいイベントがしたいなと武蔵野美術大学の先生に相談したところ、北海道の札幌市や新潟県の十日町市では、山のように積もった雪で彫像をつくる「雪まつり」があると。

西蒲区は面積の約半分が水田で「稲わら」がいっぱいあるから、それで作品をつくったら面白いのでは? と、「わらアート」づくりがはじまったんです。

ベン:2007年にはじまって、2019年でもう13年目なんですね。

渡邉:そうです。当初は田んぼのなかで作品をつくっていたのですが、だんだん注目されて作品の規模も大きくなって、いまでは西蒲区にある大きな公園・上堰潟公園に場所を移して開催しています。

上堰潟公園

渡邉:制作するのは武蔵野美術大学の学生で、メンバーは年々変わっていくんですけど、技術やノウハウは受け継がれているので、年々レベルが上がってきていますね。

難易度の高い動物や恐竜をつくったり、アヒルやイカを水に浮かべたり。ここ数年のクオリティーの進歩とチャレンジ精神はすさまじいものがあります。

2016年の『わらアートまつり』の作品

5m以上ある巨大作品も。「わらアート」づくりの秘密とは?

ベン:末吉さんは、どうして「わらアート」づくりに参加しようと思ったんですか?

末吉:武蔵野美術大学に入学して、なにかやってみたいと考えていたときに、学内に貼ってあった「わらアート」のポスターがすごくかっこよかったんです。

参加できるのは1、2年生のみで、油絵学科や工芸工業デザイン学科、デザイン情報学科など、いろんな学生が参加しています。

渡邉:美大生でもこれだけ大きな作品をつくれる機会ってあまりないので、興味を持っていただける人が多いみたいですね。

12年続けたおかげで学生にも認知されてきていて、いまでは定員を超える応募をいただいています。昔は「温泉に泊まれるよ!」「おいしいご飯が食べられるよ!」と宣伝して、なんとか学生さんを集めていたのですが(笑)。

末吉:そうだったんですね(笑)。去年は春にメンバーや班編成が決まって、アイデアを出していきました。わらアートならではの造形とはなにか? というところから考えて、スケッチを持ち合ってブラッシュアップして。

動物のかたちが決まったら、まず粘土の模型をつくって、そのあと細い木の棒で骨組みの模型をつくって。

『わらアートまつり』2018年の制作風景

渡邉:その骨組みの模型をもとに、地元の業者さんに実寸の骨組みをつくってもらうんです。でも、それを学生が見て、イメージと全然違う! ってなることもあるみたいですね。

末吉:そうなんですよ(笑)。去年ぼくが班長として担当したサルの作品は、腕の関節部が1つ足りなくて、つくり直してもらいました。

骨組み自体にもぼくらでパイプを足して調整したり、動物らしい丸みを出していく。そこに稲わらをつけていくんです。

『わらアートまつり』2018年の制作風景

渡邉:稲わらは、一本一本が細くてバラけているので、そのままだと骨組みにつけられないんです。

そこで、西蒲区のおばあちゃんたちが学生を応援するために結成した「かっぽうぎ隊」というボランティアチームにお願いして、わらを一本ずつ手で編んだ、「とば編み」というシート状になったものを用意していただくんです。

かっぽうぎ隊による「とば編み」

香織:私は西蒲区の米農家に嫁いで、この近くの田んぼでお米をつくっているのですが、わらアートの稲わらを提供させていただいています。地元の小学校の子どもたちともお米づくりをしているので、その稲わらを「わらアート」に使ってもらいたいなと思って。

あとじつは73歳になる夫の母が、「かっぽうぎ隊」のメンバーなんですよ。「とば編み」はもちろん、作品の制作期間中は全員分の晩ごはんをつくりに行っています。

末吉:そうだったんですか! 去年の夏は、「今日は暑すぎて、そうめんしか食べれない……」っていう日の晩ごはんにそうめんをつくっていただいたり、すごく嬉しかったのを覚えています。

香織:本人も喜ぶと思います(笑)。伝統的な「とば編み」は、地元の女性たちを中心に受け継がれている難しい技術で、いまはおばあちゃんたちしかできないんですよ。でもおばあちゃんたちも東京の若い美大生たちとの触れ合いをとても楽しんでくれているんです。

渡邉:学生たちは「わらアート」の制作が終わったら、東京に帰ってしまいますが、なかにはおばあちゃんに毎月手紙をくれる子がいたり、卒業してからも遊びに来てくれたり、絆が生まれはじめているんです。

香織:素敵な交流ですよね。ずっとやり続けてほしいなって思います。

『わらアートまつり』2016年の作品

ベン:「わらアート」も、いまでは全国に広がっているそうですよね。

渡邉:北海道や福岡、山口でも、「わらアート」づくりがはじまっています。海外でもオーストラリアで「わらアート」づくりに挑戦しているところがあるそうです。みんなで盛り上げつつ、西蒲区が「わらアート」のオリジネイターでることもアピールしていきたいですね。

新鮮な魚、野菜、お酒から、ディープなローカルフードまで

ベン:ところで、このビール、飲みやすくて美味しいですね。

髙島屋の女将・髙島基子さん

女将さん:はい。西蒲区でつくったお米(こしひかり)入りのクラフトビールで、「スワンレイク・こしひかり仕込み」というんです。

香織:私も時々飲んでいるのですが、麦100%ではなくお米も入れているので、いい香りがして美味しいんですよね。西蒲区は米どころなので、日本酒の酒蔵もいくつかあるんですよ。

日本酒

ベン:まさに今日見学させていただきました。宝山酒造さんという古くからあるところなのですが、たまたまいらっしゃった女将さんが丁寧に案内してくれて。人柄もすごく明るかったので楽しくお話を聞いてきました。いい印象だったからまた行ってみたいです。

宝山酒造

見学では、宝山酒造の女将さんが日本酒の説明をしてくれる(見学の際は事前にご予約を)

香織:あのきれいな女将さんですよね。美肌の秘密は日本酒らしいですよ。毎日日本酒をお肌につけたり、お風呂に入れたりしているんですって。

宝山酒造さんは、西蒲区でも歴史のある酒造で、映画のロケ地に使われたり、すごく有名なところなんですよ。

宝山酒造

ベン:面白いですよね。ああやって地元の方がいろいろ話してくれると、ガイドブックではわからないいろんな発見があって、西蒲区のことをもっと知りたい気持ちになります。日本の文化を知るいい機会になりました。

女将さん:このあたりで少しお料理のご説明をさせていただきますね。新潟においでになるお客さまは海の幸を目当てに来られる方が多いので、地元で揚がったばかりの新鮮なお魚を楽しんでいただけるメニューを考えています。

酒菜(上から時計回りに束ね片口鰯、床節酒蒸し、真奈鰹南蛮漬、卯乃花炊き)

恵方巻

女将さん:冬だと「のど黒」が旬の時期なので、今日は塩焼きにさせていただきました。このあたりで揚がる「のど黒」は油のノリがとてもよいので、おいしく召し上がっていただけるかと。

のど黒塩焼き

ベン:日本海で採れた新鮮な魚を食べる機会があまりなかったのですが、本当に美味しいですよね。すだちの酸味ともすごく合っている。

香織:あと「ヒラメのうす造り」にも、地元の人間ながら感動しました。実家が西蒲区の海側にある間瀬という漁港の近くで、そこで揚がる魚はどれも新鮮で美味しいのですが、そのなかでもこのヒラメはずば抜けていると思います。見た目もアートみたい。

ヒラメのうす造り

ベン:「かぶら蒸し」もすごく手が込んでいて驚きました。なかを割ってみたら蟹だけじゃなく鱒も入っていて、いろんな味が楽しめる。舌触りがなめらかで本当においしかったです。外国人と薄味の和食って相性がいいと思うので、おすすめしたいですね 。

鱒 百合根 蟹入り かぶら蒸し

女将さん:「かぶら蒸し」は、すりおろした蕪を白身魚の切り身の上にのせて蒸したものなんです。ビールや日本酒のアテには、大根をいったん干してなかにからしを入れて漬け込んだ「からし巻き」がおすすめです。

ベン:そんなに辛くもない。

からし巻き

末吉:デザートの水ようかんもあっさりしていて、口のなかで崩れるような食感に驚きました。

水ようかん。夏の水菓子だが、岩室エリアでは冬に水ようかんを食べる風習があるそう

香織:じつは今日この取材があることを夫の母に伝えたら、これを持っていって、みんなに食べてもらいなさい、と言われて……(と包みを取り出す)。

「ごうぎり」と「なまぐさごうこ」という、西蒲区の郷土料理なんですけど、地元でも若い人は知らないくらいのローカルな料理なんです。もしよければいかがですか?

ベン、末吉、渡邉:ぜひ!

香織:「ごうぎり」は、大根と人参とサバの水煮を酒粕で煮たものです。米どころの西蒲区には、いろんな粕煮(酒粕でつくる煮物)があるんですけど、クリーミーな味がしませんか?

末吉:食べやすいですね。優しい味です。

ごうぎり

ベン:香りは少し強めなので、味にクセがあると思っていたらそうでもない。優しくてクリーミーな味ですね。地元の方がつくってくれた郷土料理は本当に美味しいです。

香織:「なまぐさごうこ」は、けっこう衝撃的かもしれないんですが、西蒲区でも海側のエリアだけでつくられる漬物です。

イワシの塩漬けをどろどろになるまで煮て、そのなかに生の大根を1年くらい漬けこむんです。見た目は「たくわん」に似ているのですが、味は完全に「イワシ」という……。

「和風アンチョビ」みたいなものなので、もっと西蒲区の名物として出してもいいのかなって。

ごうぎり(左)、なまぐさごうこ(右)

ベン:……これは見た目と味の落差がすごいですね!(笑)。見た目は完全に大根なのに、イワシの味しかしない。インパクトがありすぎて、当分忘れられなさそうです。

渡邉:ぼくも新潟で生まれ育ったのですが、初めて食べました。普通にテレビやインターネットでも話題になりそうですよね。

『わらアートまつり』と西蒲区は、これからもっともっと楽しくなる

渡邉:今日、みなさんにお聞きしたかったのは、海外の方に西蒲区や『わらアートまつり』を楽しんでもらうためには、どうすればいいかということなんです。

ベン:私はオーストラリアから日本に来て、地方の農家に住み込みで働いたこともあるのですが、そこで日本の各地域にはその土地ならではの個性や魅力があることを感じました。

日本を訪れる他の外国人も、ガイドブックでよく知られた場所じゃなくて、西蒲区のようにまだ知られてない、「わらアート」のように面白い取り組みをやっている場所に行ってみたい人は多いと思う。

その場所に実際に行ってみて、地元の人と触れ合って、なんでこういう料理を食べているのか、どういう文化があるのか、そんな話を聞くだけでも楽しいんです。

渡邉:ぼくらも情報を発信していくだけでなく、来ていただいた方とコミュニケーションしていく必要がありそうですね。

ベン:『わらアートまつり』は、すでに海外の観光客やアーティストからも問い合わせがあるそうですが、実際に来てくれた方への案内も重要だと思います。

英語表記の地図や看板のような「言語」はもちろんですが、「コミュニケーション」も大事。言葉が話せなくても、ボディーランゲージをするだけで人の気持ちは伝わると思います。

たとえば、西蒲区を訪れた外国人が地元の方と話したいと思ったとき、どんな言葉を知っておくといいですか?

渡邉:なんでしょう……? でも、「なじらね?(How are you?)」という言葉は、コミュニケーションでよく使います。

香織:たとえば、久しぶりに会った友人に「なじらね?」って聞くんですよ。仕事のこと、身体のこと、生活のこと……全部ひっくるめて「なじらね?」で伝わる。

ベン:それに対する答え方は?

香織:なんでも使える言葉なので、体調だったら「具合いいよ!」だし、仕事のことだったら「うまく進んでいるよ」だし、答えはその時々でいいんです。

香織:あと「がっと(Very)」というのもよく使いますね。「今日の料理『がっと』美味しかったな」って(笑)。

ベン:「Gatto Delicious!」みたいな? 日本語が話せない外国人は多いので、どんな言葉でもコミュニケーションのきっかけになれば楽しいと思います。その言葉が、その土地に行ってきた証になるというか。

香織:とりあえず「なじらね?」って言っておけば、地元の人は最初はびっくりするかもしれませんが、絶対喜んでくれると思うので、ぜひ使ってみてほしいですね(笑)。

ベン:あと、『わらアートまつり』はすごくユニークな取り組みなので、ここからいろんな広がり、つながりがつくれると思います。

西蒲区の歴史や文化にアートを組み合わせられたら、より強いイメージになりそうだし、西蒲区のアートウォークや温泉街の情報も外国人には面白く見えると思うので、見どころが載った散歩マップがあったらいいですよね。

「わらアート」をきっかけに、本格的な日本の旅館に泊って、おいしい料理を食べて、温泉にも入る。西蒲区のポテンシャルはまだまだありそうですし、観光客と地元の人たちのつながりは、これからさらに深くなっていけると思います。

種月寺(西蒲区)

渡邉:「いわむろや」という観光施設に「わらアート」のミニ作品を常設展示しているのですが、毎年の作品は展示期間が終わったら解体してしまうんです。その保存やアーカイブの可能性は考えたいですね。

ベン:そうですね。そして、毎年少しずつ作品を街中にインストールしていけば、街にとってもサステイナブルな取り組みになる。そこからさらに生まれてくるものがたくさんあると思います。

香織:続けていくことは本当に大事だと思います。私は「かっぽうぎ隊」のおばあちゃんたちが高齢なので、その後を継ぐ人たちが見つかったらいいなと思います。「とば編み」の伝統が守られるような場所になってほしい。

わらって昔は、雨合羽の代わりにしたり、米俵を編むのに使ったり、草履を編んだり、昔の人が生活するうえですごく大事なものだったんです。

この前、西蒲区の資料館に行ったときにベンチにクッションが置いてあって、なかに綿じゃなくわらが入っていたんです。そんなふうに昔ながらの生活も『わらアートまつり』のときに紹介できたらいいなって。

渡邉:末吉くんは2019年の夏も「わらアート」をつくりに西蒲区に来てくれるわけだけど、今年はこんなことに挑戦したいというのはありますか?

末吉:日本の地方には、自然が豊かで、おいしい食べ物があるところがたくさんあります。そのなかでも西蒲区には「わらアート」というユニークなものがあるので、美大生としてもっとクオリティーを高めたものをつくっていけたらと思います。

それとやはり外国の方に対する対応の仕方も考えないといけない。SNSなどで発信していても、日本の方よりも外国の方の反響がものすごく大きいので、うまく活用しながらもっといい「わらアート」を発信していけたら。いろんな人に来てもらえるように、話題性のある新しいことをどんどんやっていきたいです。

  • ベン・デイビスさんの西蒲区、ここがおすすめ!

    宝山酒造の女将さんのホスピタリティーに感動したので、あらためてゆっくり訪れたいです。あとは海側の景色にとても惹かれました。旅好きの外国人はアウトドアが好きな人も多いので、角田浜あたりでキャンプ場やハイキングを楽しむのもいいですね。

  • 末吉祐太さんの西蒲区、ここがおすすめ!

    はじめて見た日本海の風景がすごく印象に残りました。あとやはりものすごく広大な水田の風景。会場である上堰潟公園も、夏と冬では風景がまったく変わるので、四季によっていろんな楽しみ方があるのが西蒲区の魅力だと思います。

  • 渡辺香織さんの西蒲区、ここがおすすめ!

    私は上堰潟公園が大好きです。春は桜や菜の花が咲くので、ピンクと黄色のコントラストが本当に美しくて。秋はコスモスが咲くので、夕焼けとコスモスと「わらアート」の風景がすごくきれいです。あと西蒲区では、6月下旬〜7月上旬にかけて、蛍がたくさん見られます。蛍って写真で見てもすごさが伝わらないから、ぜひ生で見てもらいたいですね。

  • 渡邉拓哉さんの西蒲区、ここがおすすめ!

    私は山が好きなので、角田山を推したいです。標高も500mくらいで気軽に登れますし、砂浜が登山口になっているんです。植生がすごく豊かでいろんな花が咲いてきれい。夏だったら登山して、そのまま海水浴して、温泉入って、すべてのアクティビティーが一日で楽しめます。

今年のテーマは「if」 5体の生き物が「もしもの世界」にあなたを誘います…!

わらアートまつり2019

日時:2019年8月25日(日)~10月31日(木)
会場 :上堰潟公園

 「稲わら」を活用した米どころならではのイベント、「わらアートまつり」を開催します。

 会場となる上堰潟公園では、稲わらを材料にした巨大なオブジェ「わらアート」を展示するとともに、8月25日のオープニングイベントでは、特産品の販売やわら細工の制作体験コーナーなど、新潟市西蒲区の魅力がたくさん詰まった催しを予定しています。

 夏の終わりの楽しいひとときを、会場でのんびりとお過ごしください。 

西蒲区に行くなら空港からの
専用タクシーが便利!

YAHIKO-IWAMURO NIIGATA WEST COAST

新潟ウエストコーストライナー(乗合タクシー)

新潟ウエストコーストライナーを使えば新潟空港から岩室温泉へ50分で直行します。ホテルに荷物を預け、手ぶらで温泉街の散策を楽しみましょう。

見どころまるごと!西蒲区をバスで周遊

にしかん観光周遊バス

にしかん観光周遊バス

西蒲区らしいお土産やお食事ができる「いわむろや」、幅広いハイカーに人気の角田山、雄大な日本海を体感できるシーサイドラインなど西蒲区をまるごと楽しめる周遊バスがスタートしました。7月から12月までの限定運行です。

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